防災対策の記事 (1/5)

キャンプだ ホイ!

先日の記事に書いた通り、
防災訓練を兼ねてキャンプ場に行ってきました。
キャンプは小学校以来(四十年以上ぶり)です。

昨年9月に、
熊本市のくまさんに地震の経験をお聞きして
それを記事にさせていただきました。
その時に避難生活の大変さを痛感しました→
私は車中泊も、電気や水やガスが自由に
使えない生活もしたことがありません。
一念発起して挑戦してみました。

386 (5)
行ったのはロッジやBBQハウスなどがある
大きなキャンプ場です。
大勢のスタッフがいてレンタル用品や
お風呂などの施設も充実しています。
いざとなったらいつでも逃げこめる・・・(汗)

「明るいうちに」とダンナに言われて
15時からテントを建てて寝床も作りました。
386 (2)
するとここで重大な発見が!
我が家の車は7人乗りのSUVで、
大人二人が余裕で寝られる想定でした。
・・・寝られません!
ダンナ174cm、私168cmですが、
足を伸ばせません。
膝を曲げる必要があります。
斜めになれば足を伸ばせるのですが、
二人で寝るとXの形になります。
どちらか一方が相当苦しいでしょうね。
これでは長期避難に使えません。
何事もやってみなくちゃ分からない。
別な方法を考えましょう。

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借りたBBQコンロで調理開始。
借りたテーブルの上で熱々のポップコーンを
楽しんでいます。(レンタル率高い)

BBQはテレビ番組で見たのを真似してます。
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まず野菜。
皮が真っ黒になるまで焼いて剥いて食べます。
味が濃くて美味しかった。
時間かかるけど(^_^;)

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大きな肉の塊!
トムとジェリーで
ブルドッグのスパイク父さんが
いつも焼いていたやつです。
一回やってみたかったんだな~(≧▽≦)♡

料理の時にアルコール除菌シートが便利で
めちゃくちゃ使いまくっていました。
水が使えない時はマストですね。

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(写真はUJackさんからお借りしました)
日が落ちるとキャンプ場は真っ暗になります。
(当然です)
そんな当たり前のことが分かっていなかった私。
明るいうちに後片付けができなかった。
暗い中を右往左往します。
生活空間が暗いと不自由を超えて危険の域。
我が家はガスランタンとLEDランタンを準備して
いたんだけど、机に置くだけでは暗いです。

他のテントを見たらランタンスタンドを使って
立てたり、紐や木に吊るしたりしていました。
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(写真はユニフレームさんからお借りしました)
こうすると明るいですね!
災害時に暗いとメンタルが参りそうなので(-_-;)
室内でも使えるものを探してみようかな?

386 (8)
コット(簡易ベッド)も借りました。
星を見ようと思ったんだけど
寒くてそれどころじゃなかった。

今回発見した最大の問題は、
「快適に寝ること」でした。
ほぼ一睡もできなかったんです、私。
いつもすぐに爆睡しちゃう質なんですが
床が固い、寝返りが打てない、周囲の音、匂い、
諸々の事情で寝ることができませんでした。
災害時は一体どうなってしまうでしょう。
ダンナ?
ダンナは爆睡していました。
きっといつでもどこでも寝られると思います。
心底羨ましいです。

翌朝、スッキリしない頭のままで朝食作り。
ガスコンロを使っています。(ありがたや)
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ホットサンドクッカーを借りました。
これ、いいですね!(≧▽≦)
パンに具材(今回はチーズとハム)を挟んで
両面を焼くだけです。

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・・・焼き過ぎです!Σ(゚д゚)
短時間で熱々のホットサンドが出来ました。

今回のキャンプではマイナスの発見が
多かったけど、この経験を生かして
次回はもっと上手くできるようになりたいなあ。
車中泊をして、
「あ~よく寝た~♪」と言えるのが理想です。

GW中はコメントのお返事が遅くなります。
どうかご了承くださいませ(*^_^*)

ウチの防災対策

9月にスタートした
防災シリーズ(熊本地震体験談)の最終回です。
自分のマンションの備えについて考えます。

くまさんの体験談を書く前に、
ダンナと二人で自治体の防災センターに行き、
初めて地震体験をしました。
357 (11)
(この写真はイメージです)
最大震度7の揺れだったのですが、
マジでビビリました。
357 (1)
ものすごい揺れです!
立っていられません。
床に固定されたテーブルの脚につかまって、
必死に体を支えました。
実際のテーブルは固定されていないから
何か物につかまらなければ吹っ飛ばされるでしょう。
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揺れている時間は1分弱のはずですが、
ずっとずっと長く、5分以上に感じました。
めっちゃ怖かったです。

帰宅して我が家の様子を見て確信しました。
345-写真 (1)
二段置き式の食器棚。
345-写真 (2)
我が家の冷蔵庫。
う~ん、ダメだわ。
確実に吹っ飛ぶ。(-_-;)


357 (3)
防災対策してますか?①を見てね。
357 (4)
文書を作ろうを見てね。

どうしたら距離を縮めることができるのでしょうか。
たくさんの情報を一気に出しても拒否されます。
でも一般論には見向きもしないでしょう。
身近でリアルな情報を少しずつ話して、
自分自身の問題として
意識してもらえるようにしたいです。

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357 (6)
ウチの防災対策は今からスタートです!

357 (7)

この防災シリーズを作成する際に
参考にさせていただいたのはこちらです。
よろしかったらどうぞ。

地震の概況→国立国会図書館「熊本地震の概況」
         内閣府防災情報のページ「熊本地震」
         九州財務局「熊本地震から一年」
活断層を調べられます→産総研「活断層データベース」
災害他の対応→リスク対策.com
災害時のトイレ事情→日本トイレ研究会
マンショントイレ実験→マンション・ラボ
マンション管理に関すること→全国マンション管理組合連合会
自主管理マンションの復旧記録【必読】→ビブレ本山復旧活動報告

【閲覧注意】災害用トイレ体験

【閲覧注意】
少々不快な画像がございます。
ご注意くださいね。


避難生活を調べれば調べるほど、
災害用トイレは必要だと感じました。→
使い心地を試してみましょう。
351-災害用トイレ
災害用トイレにはシート、粉末、タブレットなど
様々な種類があります。
共通しているのは固めて防臭すること。

屋外で使うことも考えてテントを購入。
(Amazonで4000円弱)
もちろんトイレ以外にも使えます。
防災トイレ (2)
持ち運びや保管を考えて折りたたみ式トイレ。
(手提げ袋と便袋がついて1万円弱)
防災トイレ (3)
この二つを合わせると・・・

じゃ~ん!完成~!
防災トイレ訂
トイレ~!(((o(*゚▽゚*)o)))

組み立てはほぼ不要。
テントは袋から出したら自立する。
(片付けるときはネット動画で確認が必要でした:汗)
トイレは、
防災トイレ (21)
座面を持ち上げて
防災トイレ (20)
カチッとはめたら
防災トイレ (19)
完成です。
防災トイレ (18)
簡単に組み立てられます。
しっかりしているけれど、
パイプ椅子ほどの強度はなさそう。
ダンナが座ったところ、
「トイレの短い時間なら大丈夫」って感じでした。

まずは粉末タイプを試してみましょう。
(1箱20セットで2600円くらいだから、
一回のトイレでざっくり130円)
防災トイレ (5)
ブルーの袋はとても分厚く、
口を閉じるためにヒモが準備されています。

黒い袋を使用するのですが、
ちょっと薄くて心配になったので二重にしました。
355 (1)

成人の尿量は一日に1000~2000㎖だそうです。
一日4~8回排尿し、一回の量は150~400㎖。
防災トイレ (16)
実験は多めの300㎖で試しました。
うがい薬で着色したので色と匂いがあります。

事故に備えて浴室で実験。
ジャーッ (〃▽〃)
防災トイレ (6)
粉末をふりかけるとすぐに固まります。
粉末がかかったところだけ固まるので、
まんべんなくかけた方がいいです。
防災トイレ (8)
1回の使用につき粉末一袋使用。
固まっても少しうがい薬の匂いがします。
【閲覧注意】
食事時の方はここから引き返してください。
不快な画像があります。

















では、大便はどうでしょう。
プリプリプリ~(*´~`*)はあ~っ
防災トイレ (7)
実際に試して気になったのは、
拭き取りに使ったペーパー類です。
画像のように便と一緒にしてしまうと
便に粉末がかかりません。
でも災害時にペーパー類を別にする
余裕なんて無いと思うし。(悩)

しかし臭い・・・(-_-;)
洋式水洗トイレで生活しているので
普段は便の臭いを感じていませんでした。
臭いッス!
浴室の換気扇を最強にしても
粉末をふりかけても臭いものは臭い!
しっかり管理しないと避難生活が大変な
ことになると思いました。

取説の指示通り、口を二重のコマ結びにします。
355 (9)
指に関節痛(へバーデン結節)がある私には
二重のコマ結びは辛い作業でした。

次にシートタイプを試してみましょう。
(1箱20セットで2500円くらいだから、
一回のトイレでざっくり125円)
防災トイレ (9)
袋と吸収シートが一体になっているので
便を見る回数が減ります。ありがたい。

ネット付きのものを発注しました。
355 (4)
自宅の洋式トイレは底に水が溜まっていますが
このネットがあれば袋が濡れません。

先にネット、次に袋をセットするのですが
その前に袋の上部を切り取ります。
防災トイレ (10)
切り取った部分をヒモにして、
トイレ後に袋の口を縛るのです。
ナイスアイデア!.゚+.(・∀・)゚+.
関節痛の私にはありがたいです。

薄いグリーンの部分が吸水凝固シートです。
防災トイレ (11)

では実験開始。
前と同じく300㎖をジャーッ (〃▽〃)
防災トイレ (17)
紙オムツと似ているかもしれませんね。
すぐ固まりますが、うがい薬の匂いはします。
【閲覧注意】
食事時の方はここから引き返してください。
不快な画像があります。





















では、大便はどうでしょう。
プリプリプリ~(*´~`*)はあ~っ
DSC06644_LI_convert_20171101234342.jpg
はい、回収~~!
取説の指示通り、口をヒモでしっかり縛ります。
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関節痛でも楽に結べます。
メンタル的にもヒモの方が楽です。

最後にタブレットを試してみましょう。
(1箱4セットで1000円くらいだから、
一回のトイレでざっくり250円)
防災トイレ (12)
これは携帯トイレとして販売されています。

必要なものがコンパクトに揃っています。
防災トイレ (13)
袋やポンチョがあります。
ティッシュが入っていて感動しました。
(無いとマジ泣きます)

ポンチョはこんな感じです。
355 (11)
緊急時にはポンチョを被って
紙の枠内に袋を広げて使用します。

防災トイレ (14)
的が小さくね?(-_-;)
慎重に狙う必要がありそうです。

簡易トイレにタブレットを入れました。
355 (3)

実験開始です、ジャーッ (〃▽〃)
355 (2)
すぐにブヨブヨした塊になりました。
うがい薬の匂いはします。
大便実験の結果は同じでした。

市販の簡易トイレを三種類試したのですが、
最安値でも一回125円します。
一日8回として1000円×家族人数。
ちょっと高いですね。
大人用のオムツで代用できると聞いたので
試してみましょう。
(1袋42枚入りで1400円くらいだから、
一回のトイレでざっくり33円)
355 (5)

防臭袋の上にオムツをセットしました。
見た目はサニタクリーンにそっくりです。
355 (8)

では実験開始。
全ての実験と同じく300㎖をジャーッ (〃▽〃)
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すぐ固まりますが、うがい薬の匂いはします。
サニタクリーンと同じです。

最大600㎖まで吸収できるようなので
ついでに試してみました。
ジャーッ、ジャーッ (〃▽〃)
355 (6)
1ℓで、こんな感じです。
全て吸収されて袋は濡れていません。
オムツを指で押すと水が戻ってきたので終了。
うがい薬の匂いはします。
大便実験の結果は同じでした。

便が入った袋は更に防臭袋に入れて保管した方が
いいでしょうね。
コメントでBOSの防臭袋を教えていただきました。
ネットやドラッグストアで購入できます。
し尿類の捨て方は、
私の住んでいる自治体では可燃ごみです。
各自治体によって違いますので確認が必要です。

今回の実験で意外と役立ったのがこれ。
防災トイレ (1)
おしりふき。
普段、シャワートイレを使っているので
何やら不安で多量に使ってしまいました。
一回につき数枚以上とか。ハハハ(〃▽〃)

我が家で準備しようと思ったのは、携帯トイレ。
車と避難用リュックに一袋ずつ入れておきたい。
防災センターでは、避難時にはパンツ型の
オムツが便利だと教えてくれました。

自宅での避難生活用に準備したいのは、
メンタルへのダメージが少ないシートタイプ。

少々高いのでオムツで代用してもいいですね。
粉末タイプ(凝固剤)も大袋入りなら安いので、
防臭袋と別で買えば安価に大量購入できます。
(連さん、ありがとうございました。)
管理組合で購入する時に選択肢に入れたいです。

これで災害用トイレの実験は終了です。
実験中に気付いたことが一つあります。
355 (10)
謎肉!?Σ(゚д゚|||)


防災用品体験~充電器具、ドライシャンプー

くまさんの体験談を聞いて、
災害時に必要だと感じた防災用品の
使い心地を試してみました。
まずは充電器。→

災害時の情報源は大切ですね。
必要な時にすぐ充電したいものです。
ってことで、色々試してみました。
注:私のスマホ(2016年夏購入)は
急速充電対応機種ではありません。

353-充電器具

まずはソーラー発電。
防災用品6
様々なメーカー、種類、大きさがある。
これはRAVPower製で7000円くらい。
高っっっ(^_^;)

スマホに繋いで太陽光に当てれば充電できます。
防災用品7
晴れているけど少し雲のある日に実験。
日照43分/hの場合、1時間で5%しか充電できない。
100%充電するために20時間も必要!?Σ(゚Д゚)
少しでも曇ると電力が安定せず充電できないみたい。
Oh━━━━━━!Σ(゚д゚lll) No━━━━━━!

日を改めて日照60分/hの快晴に再度実験。
それでも1時間で8%しか充電できない。
100%充電するために12.5時間も必要??Σ(゚Д゚)
やはり時々充電が止まることもあり、安定しない。
マジか━━━━━━Σ(゚д゚lll)━━━━━━っ!
充電を確認しながら長時間待つのは辛いですね。

ネットで検索したらモバイルバッテリーなら
電力が安定しなくても充電できるとありました。
早速試してみましょう!
防災用品8
モバイルバッテリーは種類が豊富です。
これはRAVPower製で3000円くらい。
日照60分/hの場合、2時間半で25%充電できた。
自然エネルギーだからありがたい。

その後モバイルバッテリーからスマホに充電。
防災用品9
スマホ50%充電するのに25%も消費しない。
(2時間以上かかったけど)

結論としては、
ソーラー発電でスマホに直接充電するのは難しい。
モバイルバッテリー経由でスマホに充電するのがベター。


次に自動車用インバーターを試してみました。
防災用品1
これ、いつどこで買ったのか覚えてない。
車の中に放り込んで開けてもなかった(^_^;)
いい機会なので使ってみましょう。
(ネットで調べたら1500円くらいでした。)

この状態でシガーソケットに繋ぐと
スマホに直接充電できます。
防災用品2
5%充電するのに12分かかりました。
100%充電するためには240分も必要。
4時間!?Σ(゚Д゚)
長距離移動中ならいいけど、マンション駐車場や
避難所でエンジンかけっ放しは考えにくいなあ。
災害時はガソリンも貴重だろうし。

他の自動車用インバーターも試してみよう。
今回の実験用に購入したもの。
DSC06207_convert_20171101193130.jpg
まず右側の小さい方。

車用インバーターは大きさや種類が豊富。
これはエレコム製で1500円くらい。
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5%充電するのに10分かかりました。
100%充電するために約3時間半も必要。
最初のよりはちょっと早い。(^_^;)

次に少し大きめの自動車用インバーター。
これは大自工業/メルテック製で5000円くらい。
防災用品4
この状態でシガーソケットに繋ぐと
スマホに直接充電できます。

スマホ以外にも使用可能です。
車のバッテリーと直接繋ぐこともできます。
防災用品5
5%充電するのに8分でした。
100%充電するために2時間半強です。
これが一番早いですね。

最後に乾電池式充電器。
最も手軽に確実に充電できます。
これはコードと乾電池付きで1500円くらい。
防災用品15
実際にくまさんも使っていたそうです。

単三電池を四本セットして繋ぐだけ。
防災用品16
5%充電するのに14分でした。

早く確実に充電ができるのは
車用インバーターと乾電池式ですが、
ガソリンや乾電池が必要です。
ソーラーは時間はかかるけど何も要りません。
上手く組合わせて使いたいと思いました。

(ソーラー発電は普段使って元を取ろう。)

次にドライシャンプー。→
避難生活中だからこそ、
身体や髪を洗いたいだろうな~と思う。
捜索や後片付けで汗をかくし汚れるし
特に髪はストレスになりそう。(>_<)
350 (2)
全て介護用品コーナーで集めました。

ドライシャンプーにも色々な種類があるようです。
近所のドラッグストアにあったのは液と泡タイプ。
防災用品14
適量を髪につけてマッサージして拭き取るだけ。
私はセミロングですが結構大量に使いました。
液タイプは垂れるしアルコールの刺激臭がします。
(最近はスプレーなので使いやすいかも)
泡タイプは長い髪でも使いやすく刺激臭はなし。
両方とも髪はサラサラになります。
短髪のダンナはスッキリ洗えたと満足している。
でも翌日夕方から匂いが気になります。
う~ん。(-_-;)

泡タイプには気になる表示が・・・
防災用品18
「継続して使用する場合は
ときどき洗い流してください。」
んん?(゜_゜)
長く断水が続く場合は使えないかな??

次にウェットティッシュを試してみました。
防災用品17
私の髪はセミロングなので
地肌にウェットティッシュが届きません。
髪をブラッシングして汚れを落としてから、
ブラシで毛束を分け地肌を露出させて
ゴシゴシ拭きました。
防災用品19
フェイス&ボディペーパーは爽快でした。
シートタイプは使いやすいですね。
でも翌日夕方には少し匂うんですよね。んー・・・

私とダンナが気に入ったのは使いやすい
ギ●ツビーのフェイス&ボディペーパー。
毎日濡れタオルやペーパーで拭こうと思いました。


学生時代に丸刈りにしたことがある私は
洗髪できなかったらすぐに
防災用品20
マジ楽っすよ、これ↑.゚+.(・∀・)゚+.

次回は防災トイレの体験記事です。
閲覧注意ですわよ。

地震に備える~管理組合編

いよいよ熊本地震体験談の最終回です。

管理組合として何が必要だったのか。
何を準備しておけばよかったのか。
実際に被災した時に必要と感じたものを
くまさんに教えていただきました。

個人の主観に基づくものです。
ご了承の上お読みください。
354 (1)
共用部の地震保険を見てね。
354 (2)
※くまさんのマンションは40戸です。
(築十年、耐震等級2、デベ系管理会社に委託)
354 (3)
熊本地震では市内の7割のマンションに
何らかの被害がありました。
一年半以上経った今も、くまさんのマンションでは
修繕費用が一番の問題になっています。

共用部の地震保険の加入に関しては、
一律にお勧めするつもりはありません。
できたら加入した方が良いのは当然なのですが、
各マンションによって条件が違うからです。
(築年数、財政、立地など)
しかし、住民同士で地震保険について話し合うこと
は大切だと思います。
ウチのマンションも地震保険には未加入ですが、
今後も検討を続けていきたいと思っています。
354 (4)
354 (5)
くまさんの管理組合は現在、
地域の防災会に参加しているそうです。
354 (6)
ウチも何度も名簿作成を検討したのですが、
反対多数で作ることができませんでした。

速やかな復旧のためには、
速やかに住民の合意形成をする必要があります。
情報を全員で共有し、早く審議したいですね。
(推測ですが)工事の発注が一日遅れただけで
工期が伸びて費用も上がる気がします。
354 (7)
ウチも絶対あるわ~(-_-;)
354 (8)
災害時の管理会社を見てね。
354 (9)
くまさんは現在、
熊本県マンション管理組合連合会で
勉強や相談をしているそうです。

これでくまさんの体験談は終了します。
体験談終了後・・・
354 (10)

【くまさんへ】
貴重な情報のご提供をありがとうございました。
ご好意に深く感謝しております。

「失敗談や反面教師としてでも
お役に立てたなら嬉しいです」
と、くまさんは仰いましたが私はそうは思いません。
なぜなら
「くまさんの管理組合の状況は
平均的なマンション管理組合の姿ではないか」
と思っているからです。
だからこそ学びは実に大きいと思いました。
私自身、くまさんのお話しを伺って
マンションの防災対策をより具体的に、
より実用的に見直すことにしました。
たくさんの気付きを与えてくださって
本当にありがとうございました。

くまさんのマンションや、
熊本地震で被災した様々な事物が
一日も早く復旧されますようにお祈りしております。